「保証付き」と書かれていても、機器故障、施工不具合、消耗品、出張費のすべてが同じ保証で対応されるわけではありません。原因ごとに窓口を分けます。
製品保証、工事保証、延長保証、保守契約を別々に整理し、対象、期間、免責、作業費、連絡窓口を一覧にします。保証書と工事記録を機器ごとに保管します。
迷いやすい項目を順番に整理し、見積り・工事・維持管理で使える形にまとめます。
最初に確認する6つのこと
- 製品保証機器自体の故障を対象条件に沿って扱います。
- 工事保証施工に起因する不具合を扱います。
- 延長保証期間と対象を追加する有償サービスです。
- 保守契約点検や故障対応の内容を契約します。
- 対象外消耗品、汚れ、誤使用などを見ます。
- 窓口故障時に最初に連絡する先を決めます。
4つの備えを混同しない
メーカー保証は製品の故障、工事保証は配管接続や排水など施工に起因する不具合を扱うのが基本です。具体的な対象と期間は会社・契約で異なります。
延長保証は製品保証を有償で延ばすサービス、保守契約は点検や修理受付を定める契約です。延長保証があっても清掃や法定点検が含まれるとは限りません。
- 製品の部品故障
- 配管・排水・据付の不具合
- 出張・作業・部品の費用
- 定期点検と消耗品
対象外になりやすい条件
フィルター汚れ、清掃不足、誤操作、天災、他社改造、消耗品、既存配管などは対象外となる場合があります。契約前に設備の使い方と現場条件へ当てはめます。
保証期間だけで比較せず、修理一回あたりの上限、累計上限、免責額、離島・遠方費、代替機の有無を見ます。
- 保証上限と回数
- 出張・診断・作業費
- 既存設備と他社施工部分
- 天災・塩害・腐食
- 営業損失と代替空調
引渡し時に受け取る書類
製品保証書、納品書、型式一覧、工事保証書、試運転記録、配管・電源の施工記録をまとめます。保証開始日と所有者情報も照合します。
テナントでは、所有者、管理会社、入居者の誰が連絡・費用負担するかを決めます。担当者が変わっても分かるよう設備台帳へ窓口を記載します。
- 保証書と納入証明
- 工事会社と担当窓口
- 型式・製造番号・設置日
- 保証対象の施工範囲
故障時の連絡手順
症状、エラー、型式、発生時刻を記録し、最初の窓口へ連絡します。製品か工事か利用者が判断できない場合に、誰が原因を切り分けるかを契約前に決めます。
他社へ先に分解・修理を依頼すると保証条件へ影響する場合があります。緊急時の連絡先と、営業停止時に別業者へ依頼できる条件も決めます。
判断前のチェックリスト
担当者が変わっても同じ判断ができるよう、次の項目を写真・見積書・設備台帳へ残します。
- 製品保証機器自体の故障を対象条件に沿って扱います。
- 工事保証施工に起因する不具合を扱います。
- 延長保証期間と対象を追加する有償サービスです。
- 保守契約点検や故障対応の内容を契約します。
- 対象外消耗品、汚れ、誤使用などを見ます。
- 窓口故障時に最初に連絡する先を決めます。
不明な項目は空欄のまま進めず、「誰が、いつ、何を調べるか」を決めます。口頭で決まった内容は見積書、工程表、保証書へ反映します。
よくある質問
製品保証と工事保証は同じ会社が対応しますか?
販売施工会社が一括窓口になる場合も、メーカーと分かれる場合もあります。最初の連絡先を引渡書類へ記載します。
延長保証へ入れば保守は不要ですか?
役割が違います。延長保証は故障時、保守は点検・清掃・予防対応を扱うため、対象を分けて判断します。
保証期間中なら修理はすべて無料ですか?
対象故障、部品、作業、出張、上限、免責で負担が生じる場合があります。保証条件を確認します。
保証書をなくしたらどうしますか?
販売会社、設置日、型式、製造番号、納品書をそろえて窓口へ相談します。日頃から電子化して設備台帳へ保管します。