水漏れは天井、商品、パソコン、電気設備へ被害を広げるため、「少量だから」と運転を続けないことが基本です。まず二次被害を防ぎます。
可能なら該当機を停止し、水受けと立入制限で周囲を守ります。漏れた位置、量、時間、運転状態を撮影し、ドレン詰まり・勾配・結露・部品を点検します。
迷いやすい項目を順番に整理し、見積り・工事・維持管理で使える形にまとめます。
最初に確認する6つのこと
- 停止安全に操作できれば該当機を止めます。
- 養生水受けと防水シートで周囲を守ります。
- 電気照明・配線へ水が回ったら近づきません。
- 記録位置、量、時刻、運転状態を撮ります。
- 排水ドレン詰まりや汚れを点検します。
- 修理ポンプ、断熱、勾配、部品を診断します。
水漏れを見つけた直後の対応
リモコンで安全に操作できる場合は該当機を停止します。天井材が膨らんでいる、電気設備へ水がかかる、床が滑る場合は人を近づけず、建物管理者と修理業者へ連絡します。
バケツや防水シートで受けるのは二次被害を抑える応急対応です。内部へ手を入れたり、天井を無理に開けたりしません。
- 人と商品を水の下から移動
- 床の滑りと立入を管理
- 電気設備への水を確認
- 該当機と周辺機の運転状態を記録
主な原因は排水・結露・部品
冷房時に室内機で生じた水はドレン配管へ流れます。フィルターやドレンパンの汚れ、配管詰まり、勾配不良、ドレンポンプ不良があるとあふれることがあります。
断熱材の劣化や隙間で配管表面が結露し、室内機以外の場所から水が落ちる場合もあります。雨水や上階の配管が原因のこともあるため、漏れ位置だけで決めつけません。
- ドレンパン・配管の汚れ
- 排水勾配と配管外れ
- ドレンポンプ・センサー不良
- 配管断熱の劣化
- 高湿度と風量不足
- 雨水・他設備からの漏水
原因特定に役立つ記録
運転を始めて何分後か、冷房・除湿時だけか、雨天時だけか、どの位置からどのくらい漏れるかを記録します。天井の染みが広がる様子も写真にします。
型式、設置年、最後の洗浄日、過去の水漏れ修理を伝えます。複数台の場合は、同じドレン系統へ接続されていないかも調査します。
- 漏れ始めた時刻
- 運転モードと設定
- 水の色・臭い・量
- 最近の清掃・工事履歴
再発を防ぐ方法
詰まり除去だけで終わらず、汚れがたまった理由、配管勾配、ポンプ動作、断熱を確認します。飲食店や粉塵環境は汚れが早いため、状態に合わせて清掃周期を短くします。
修理後は排水試験を行い、どこまで清掃・交換したかを記録します。天井材や電気設備が濡れた場合は、機器修理とは別に建物側の点検も必要です。
判断前のチェックリスト
担当者が変わっても同じ判断ができるよう、次の項目を写真・見積書・設備台帳へ残します。
- 停止安全に操作できれば該当機を止めます。
- 養生水受けと防水シートで周囲を守ります。
- 電気照明・配線へ水が回ったら近づきません。
- 記録位置、量、時刻、運転状態を撮ります。
- 排水ドレン詰まりや汚れを点検します。
- 修理ポンプ、断熱、勾配、部品を診断します。
不明な項目は空欄のまま進めず、「誰が、いつ、何を調べるか」を決めます。口頭で決まった内容は見積書、工程表、保証書へ反映します。
よくある質問
少しの水なら運転を続けてもよいですか?
続けません。漏れが急に増える場合があり、天井、電気、商品へ被害が広がります。停止と養生を優先します。
自分でドレンを掃除できますか?
日常清掃範囲を超える分解や吸引は故障・感電の危険があります。取扱範囲外は専門業者へ依頼します。
水漏れは洗浄で直りますか?
汚れや詰まりが原因なら改善しますが、勾配、ポンプ、断熱、部品故障は修理が必要です。原因を先に診断します。
修理後に確認することは?
排水試験、運転時の漏れ、修理範囲、再発時の窓口、濡れた天井・電気設備の状態を確認します。